<知るとお酒選びが楽しくなる!>お酒の製造方法と分類:総論
こんにちは、やーまんです。
今回は、お酒の製造方法による分類について記事にしていきます。
お酒にとって、製造方法を知るということは「風味の違い」や「美味しさ」を知ることにも繋がりますので、より一層お酒を楽しめると思います。
まず、お酒は大きく分けて、
①醸造酒:原料をそのまま、もしくは原料を糖化させたものを発酵させた酒
一般に、蒸留酒に比べアルコール度数は低いです。これは、アルコール発酵を行う微生物が、自らが作り出したアルコールによって活動を阻害されてしまうせいです。酵母によるアルコール発酵で作り出される醸造酒のアルコール度数は16%~20%が限界であり、これ以上の濃度では酵母自身が死滅してしまいます。
ビール、清酒(日本酒)等が含まれます。
②蒸留酒:醸造酒を蒸留し、アルコール分を高めた酒
醸造酒を蒸留器で加熱すると、沸点の低いエタノールが水よりも盛んに気化してきます。この蒸気を集めて冷却することで液体に戻すと、元の醸造酒よりもエタノールが濃縮されているため、アルコール度数の高い酒になります。
焼酎、ウイスキー、ウォッカ、テキーラ、ブランデー、ラム酒など(所謂スピリッツ類)が含まれます。
③混成酒:酒(蒸留酒が主に使われる)に他の原料の香り・味をつけ、糖分や色素を加えて造った酒
梅酒、リキュール等が含まれます。
いかがでしたでしょうか。
日本酒、ワイン、ビールといったそれぞれのお酒の特徴は理解していてもどういった分類に属するお酒なのかということまではなかなか把握していない方も多いのではないでしょうか。分類ごとにそれぞれどのような特徴のお酒が多いのかが見えてくると、お酒選びの幅も広がりますよ。
次回の記事は、ビール・日本酒など、それぞれのお酒の種類ごとの製造方法や味の違いについて見ていきたいと思います。
それでは、また。